極めて個人的なパーソナルデジタルアーカイブを、試験的にでも始めてみると、いろいろな課題が出てくることがわかりますね。このブログを通じて、できるだけ多くの方と情報を共有したいと思います。
デジタルアーカイブと蛾の目
この二つがとっても密接な関係にあるのです。特に印刷物のデジタルアーカイブを行うときには、被写体を上から押さえてできるだけ平にする必要があります。手で押さえていてもよいのですが、なかなか均等にはなりませんし、撮影そのものに支障が生じます。そこで、被写体の上に[ガラス]を置くのですが、これがくせ者。撮影にはそれなりの明るさを必要としますので、[照明]を当てますがそれが[ガラス]に反射してしまいます。そこで、この場合に使用するガラスは、[無反射ガラス]と呼ばれるものです。ガラスの表面に特殊な加工を施し、光を乱反射させることで、この課題を解決します。
その無反射ガラスですが、通常のガラスにシートを貼る[無反射シート]というタイプもあります。これであれば普通のガラス板にこのシートを貼るだけで、[無反射ガラス]にすることができます。
例えば、窓に貼れば照明の写り込みを軽減することができます。
例えば、写真や賞状の入った額に貼れば、照明が反射して光って見えない…ということも軽減されます。特に古い写真は額に入った状態のものが少なくありません。
さて、その普通のガラスに貼るだけで無反射ガラスになるという[無反射シート]ですが、この技術に[モスアイ型]と呼ばれるものがあります。これこそ、[モス(蛾)]+[アイ(目)]なのです。
蛾の目の表面は非常に細かい突起があり、これによって光を効率よく捉えることができるのだそうです(だから、夜の街灯に集っても眩しくないんだ…)。
すなわち、より美しいデジタルアーカイブを作成するためには、[蛾の目]をモデルにした[無反射シート][無反射ガラス]が必要になるのです。
平日は山中湖村の森の中にある図書館 山中湖情報創造館に、週末は清里高原の廃校になった小学校を活用したコワーキングスペースもある 八ヶ岳コモンズにいます。「わたしをかなえる居場所づくり」をイメージしながら、テレワークに加えて動画撮影やネット副業などにもチャレンジできる図書館/コワーキングスペースづくりに取り組んでいます。
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