フューチャリスト宣言
梅田 望夫 / / 筑摩書房
スコア選択: ★★★★
気になる二人の対談集&講義録。
対話が活字になっているので、それなりに読み易い…のだが、この本から得られるものは、「未来へ進む勇気と希望」であって、具体的なことは書かれていないようだ。
ただ、未来に対して夢と希望を持って語れる大人たちが絶滅寸前のこの国の状況下において、本書もそうであるが、この二人の存在は希少種なのだと思う。
図書館や博物館、美術館等は、少なくとも子供たちに対して、「未来への夢や希望」を与えられる存在ではないだろうか。少年時代、博物館の展示にワクワクし、恐竜の生態を知る未来を夢見た。宇宙へのあこがれも、科学技術の進歩もそうであった。図書館で出会うSF小説や図鑑や大人の世界をかいま見る小説などなど….そんなモノに満ちあふれていたように思う。
振り返って、今の図書館や博物館はどうだろうか。本当に、「知的好奇心」を満たしてくれる存在になっているのだろうか。
by 丸山高弘。(まだ、誰も言ってないようなので…)
こんなフレーズを、図書館や博物館、美術館などの社会教育施設を盛り上げる、キャッチフレーズにしてみたい…と、考えていたりする。
平日は山中湖村の森の中にある図書館 山中湖情報創造館に、週末は清里高原の廃校になった小学校を活用したコワーキングスペースもある 八ヶ岳コモンズにいます。「わたしをかなえる居場所づくり」をイメージしながら、テレワークに加えて動画撮影やネット副業などにもチャレンジできる図書館/コワーキングスペースづくりに取り組んでいます。
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