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国民大衆の見えざる力

草の根の軍国主義
佐藤 忠男 / / 平凡社
スコア選択: ★★★

国防婦人会―日の丸とカッポウ着 (岩波新書)
藤井 忠俊 / / 岩波書店
スコア選択: ★★★

あの戦争を、一部の軍人のみが戦犯として裁かれたが、僕はかなり前から銃後である当時の日本国民全体が戦争を支援あるいは応援していたのだ。僕が思いっきり違和感を感じるのは、「南京陥落の提灯行列」だったりする。国民全体が戦争に浮かれていたのではないだろうか。戦争は軍人だけの問題ではない。実際のところ、戦地に送り出してしまった民間人には、まったく罪が無いといえるのだろうか…と。

さて、昨今の憲法9条改正論議があるが、改正論者たちの意見を聞くと、あの戦争を始める時代の言い訳に良く似ているように感じる。自衛の戦争なら許される….太平洋戦争だって、自衛自尊のための戦争であると言っていた。石油に依存している我が国がシーレーンを確保….南進しって石油を確保せよ….。まったくもって、歴史から学ぼうとはしてないことにあきれてしまう。ましてやあの戦争で敵味方を問わず多大なる犠牲を払ったことからも、学ぼうとしないのは、犠牲者への冒涜ともいえる。何のために犠牲になったのか、全くの無にする意見である。

小池防衛大臣は、多少勇み足があったかもしれないが、官房長長寛や防衛事務次官は、まったく我が国における「シビリアンコントロール」を理解していないのではないか…と思ってしまう。防衛事務次官は自衛官である。その次官に牛耳られるようでは、かつて日本軍に牛耳られた時の政府のありようと変わりがない。多くを知っている防衛事務次官だからこそ、その次官を変えるという防衛大臣の英断にはエールを送りたい。

東国原宮崎県知事ではないが、「無知であるからこそ市民の立場で司るどることができる」これは、すべての政治を司る者たちが心しなければならないことではないだろうか…と。

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