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州兵 National Guard …日本では…

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猛威をふるったハリケーン「カトリーナ」
テレビや新聞などで現地の惨状が伝えられる中、『州兵』という言葉が目につく。
これは、米国の国家軍隊とは別に、各州ごとに設置されている軍隊としての機能をもった団体だそうだ。さしづめ「郷土防衛隊」とでもいうべき存在らしい。
その歴史をたどってみると、いわゆる「民兵」の一つということで、本来は「市民によるパートタイムの軍隊」から、志願者を雇用した常時防衛活動にあたる組織が州兵の始まりらしい。

そんなことを考えながら、日本に目を転じれば、9.11は日本の行方を占う重要な選挙である。郵政民営化を本丸として、その後に控えている様々な政策が気になるところではあるが、郵便公社26万人の既得権…という言葉をききながら、そういえば自衛隊は24万人で、郵便局職員よりも少ないのかぁなどと考えていたのだが…この日本には州兵制度はない。

郵政民営化の後に、日本における道州制が控えているらしいが、そうなると自衛隊の一部が州兵になる…すなわち特別国家公務員が特別地方公務員になる可能性もあるのではないだろうか、と思っている(具体的な根拠はないのだが….)。来年から自衛隊未経験者を対象とした「予備自衛官補」の定員枠がいっきに増えるらしい。
また、警察にもレスキュー隊があり、消防にもレスキュー隊があり、自衛隊にもレスキュー隊が作られているのだが、なんとなく非効率な感じもする。

郵政民営化→道州制→州兵制度→自衛隊の分割(国家防衛、国際貢献と郷土防衛)→州兵を核とした警察・消防のレスキュー隊の統合→州兵の事業費用捻出→州兵による有料体験ツアー…あたりで、僕の「週末自衛隊」が実現するかもしれない…な〜んてことを考えているのだ。

ちなみに、「海猿」で有名になった、海上保安庁は、Coast Guard という。
TV版「わんぱくフリッパー」のバドのお父さんも、Coast Gard 湾岸警備隊の隊員だ。

※参考資料: 米国の「国土安全保障」と州兵の役割 鈴木滋

自衛隊
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maru3.LIFE – 丸山高弘の日々是電網

コメント

  1. かずまさどん より:

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    う~~~ん。どうでしょうね。
    日本で道州制が採用されても、州兵というのは難しいかもしれないですね。
    ご存知だとは思いますが、民兵というのは「自分の町を自分たちで守る」という考え方からきています。それはつまり、新たなフロンティアを求めて開拓していったアメリカ人(=アメリカ大陸以外から来た人々)の安心を求める切実な思いです。それは合衆国の建国精神にかかわる大切なものです。
    日本では海外の制度を簡単に輸入しようとするけれど、それではうまくいかないことが多いですね。ドイツをモデルにした介護保険制度も、このままではうまくいきそうにありませんね。
    いずれにせよ現在のところ、財政赤字解消の矢面には、軍事費はありませんね。
    公共事業の削減と、郵政民営化がメインでしょう。
    いったいどうなるんでしょう。 Like

  2. maru3 より:

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    >かずまさどん さん
    コメントありがとうございます。
    「自分たちの町を自分たちで守る」ということでいえば、阪神淡路大震災や中越地震などの災害における地域の人たちや災害ボランティアの支援や、町内の自警団的なNPOの登場やら、この国でも「自分たちの安全は自分たちがつくる」的な思いが育ち始めているように思います。
    例えば、
    ・自衛隊:国際貢献を足がかりに世界平和のために日本ができることを考える組織に変質したり(必ずしも武力ばかりではありません)
    ・州兵(郷土保安隊):地域の安全を保つために、警察・消防・自衛隊(予備を含む)からなる新たな、防災・防衛・自衛のための組織
    みたいなスタイルは、あながち荒唐無稽な話ではないのでは…と、思っているのです。
    ちなみに、今度の選挙には、防衛費をめぐって防衛庁とやりあった、あのお方がいらっしゃいますしね。
    国防費削減の切り札としての、州兵制度(特別地方公務員)があってもおかしくない・・・と、思っているのです。 Like

  3. かずまさどん より:

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    なるほど、それは面白いですね。
    大学のとても有名な先生がこういうことを言っていました。
    どのくらい有名かというと、日本政治学会の会長を務めたこともある、ものすごく高名な方です。
    その先生は、週末に近くの公園の水まきをしているそうです。
    それは子どもが涼しく遊べるように、町内会で決めたことだそうです。
    どうやら民主主義というのは、所詮その程度のものらしいです。
    やはり、「自分たちのことを自分たちでしていく」というのはこれからの日本のキーワードになるでしょう。
    僕も、投票に行く前に、その先生のようなことが当たり前にできる人間になりたいですね。 Like

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