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volunteerからmercenaryへ

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一応、NPO法人(非営利活動法人)で有給職員として働いている身ですが、つらつらと思うところがあり、最近なんだかこんな風に考え始めています。

例えば…黒澤明監督の「七人の侍」という映画があります。
ある村が山賊たちに襲われ、それを防ぐために、村人たちが用心棒を探します。集められた用心棒たちは、最後には村人たちといっしょに山賊を追い払う..というお話ですが、ある意味でNPO活動を対比させることができます。

社会的課題: 山賊から村を守る
長 老: 理事長
世話人:理事会
用心棒を捜す: 担当者
用心棒: 有給職員
ミッション終了後、7人は解散。

社会問題を解決するために、長老をリーダーとして、方策を練ります。課題解決の方針は世話人会という理事会で決定され、担当者が決まります(あの三人)。担当者は宿場町に出かけ、用心棒となってくれる人を捜します。まずは、用心棒のリーダー格をみつけ、そのリーダーを中心としたスタッフ集めが行われます。もちろんこのスタッフは相応のスキルを身につけた人物でなければなりませんし、相応のギャランティ(報酬)も提示します。
映画の最後には、有給職員たる用心棒と、無給の村民(ボランティア)が協働して、山賊を追い払います。課題解決し、社会的使命が終了(ミンション・コンプリート)したら、その会は解散し、7人の有給スタッフたちは、それぞれの人生を歩み始めます。

ということで、気分はもう

volunteer[志願兵] から mercenary[傭兵]

なのではないだろうかと….NPO法人の有給職員の一人として、考えているわけです。

※ついでに書いちゃいました。「七人の侍とNPO

コメント

  1. jato114 より:

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    まあ、判り易い例えですね。 Like

  2. maru3 より:

    SECRET: 0
    PASS:
    ということで、NPOを立ち上げる人に必要なのは、
    1.危機意識
    2.資金調達力
    3.スカウト眼
    で、スキルがなければ立ち上げられない…というわけではないのです。
    むしろ、究極の素人(どうやるのかよくわからんが、この問題をなんとかしたいのだ!!)という気持ちが大切なんだなぁ、と思いましたね。 Like

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