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知のおもちゃ箱…みたいな図書館

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子どもの読書活動推進…が叫ばれているが、公立図書館の児童サービスは、何ら新しい手だて/手法を模索するでもなく…何十年も前からの同じ方法を続けている。読み聞かせやおはなし会、エプロンシアター、パネルシアターなどは、確かに、未就学児〜小学校低学年あたりまでは有効なのかもしれないが、今問題になっているのは、小学校高学年〜中学生〜高校生にける読書離れだ。

この際だから、北風と太陽のたとえではないが、「読書、読書…」と言わずに、子どもたちの知的好奇心を刺激する場所としての図書館像…なんてものあるかもしれない。学校では実験室にしかないようなものも、図書館にくればいつでも使える。顕微鏡、双眼鏡、フィールドスコープ、天体望遠鏡、デジタルカメラ、パソコン、プリンタ、イメージスキャナ、地球儀、世界地図、富士山の立体地図、野生動物のぬいぐるみ(剥製はNG)、葉脈の標本、鉱石の標本、魚の骨標本….水槽、模型、ラジコン、ロボット、飛行機のプロペラ、カヌーのオール、自転車の工具、絵の具、イーゼル、ギター、キーボード、ウクレレ、PA、ミキサー、MTR、iMac、iPod、iPhoto、iMovie、GrageBand etc,etc… 理科室だったり音楽室や美術室だったり、パソコン室だったり、印刷室だったり、放送室だったり….

これでは、確かに図書館とは言えないかもしれない。科学館、美術館、音楽館…縦割り組織ならそんなことを言い出すのだろう。しかし、ここは「図書館機能を有する」情報創造館。山中湖村の文化向上と生涯学習の推進のための施設なのだ。山中湖村教育委員会さんと指定管理者が協働で運営する施設。自主的な事業としても、住民の方のボランティア/サークル活動を推進・支援するというスタイルもあり。考えてみれば、可能性は未知数なのだ。

コメント

  1. ちあぼん より:

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    やっぱり、多少、遠回りな感じがあっても、調べものの支援など、知的好奇心を応援していけば、読書にも結びついていくと思いますよ。
    学校だと、すぐ「感想文を書きなさい」とか、面倒なことを言われちゃうし、そのうえ、読書感想文の書き方も教えてくれないし。
    調べものも、「レポートにまとめなさい」と言うけれど、調べ方も、レポートの書き方も教えてくれない。
    子ども達は、困っていますよ~。
    大人のサークル活動もおもしろそうです。 Like

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    感想文は問題ありですね。そもそも「こう感じることが正解です」なんて、価値観を一方的に押し付けることになりますから。それよりも、文面から読み取れる「論理的な考え方」を教える必要がありますよ。感想で判断するようでは、証拠物件や状況、供述から論理的に判断することが求められる裁判員制度なんか成立しませんから(裁判を感想でやられたら、たまりません)。
    大人のための落語研究会(落研)とか。
    70年代フォークソング研究会とか。
    懐かしアニメ研究会(懐アニ研)。などなど…
    大人の楽しみが、飲んだり、カラオケだの、パチンコだの、麻雀だの…って、なんか寂しいなぁ…って、感じるのです、僕は。 Like

  3. ちあぼん より:

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    「読書感想文の書き方講座」とか、「レポートのまとめ方講座」、、、拡げると「夏休みの宿題解決講座」とか。。。
    思い出をDVDやアルバムにして帰るのと同じように、なにか形に残す手伝いかな? Like

  4. maru3 より:

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    図書館ゲームというものを考えてます。その中のひとつに、「つながりのタネ」と「おはなしのネタ」というのがありまして、簡単に言うと、マインドマップの簡易版です。フィンランドの国語教育にもあるということらしいのですが、やってみるとおもしろいです。
    ただ、公共図書館でのワークショップがどこまで実施でき定着していくかは…まだまだ未知数ですね(学校の授業ならいやでもやりますけど、わざわざ図書館に行きたくなるだけの魅力が出せるかどうか…)。 Like

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