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物語の力(情報の組織化手法としての物語化)

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年末年始、実家に帰っておりまして、紅白歌合戦などをみておりました。

印象的な歌のひとつに「歌の力」久石譲作曲という楽曲がありましたが、それを聞きながら、「物語の力というものあるよなぁ…」などと、いっぱしの図書館長みたいなことを大晦日にコタツミカンでテレビを見ながら思っていました。
http://itunes.apple.com/jp/album/id345466182

…そう「物語の力」
昨年あたりから、少しずつですが言葉に出てくるようになり、僕自身の中では図書館の定義すら「本を貸すところ」ではなく、「情報・知識・物語に接する場」という定義変更をしていきたいと思っているほどなのです。

僕にとって、「物語」を意識する様になったのは、実は情報の組織化という分野からなのです。情報建築家のリチャード・ソウル・ワーマン氏によれば、情報の組織化は5つの手法でできると示されています。

 1)Location(位置)
 2)Alphabet 順(日本語的には50音順)
 3)Time(時間)
 4)Category(カテゴリー)
 5)Hierarchy(ヒエラルキー:順序/序列)

これらは、情報さえ整っていれば、[機械的に組織化ができる]という要素です。
大胆にも僕はこの5つに対して、さらに2つの組織化を加えています。

 6)グルーピング(セット/グループ)
 7)物語化

 グルーピングは、何らかの意図をもって集められたもの。
 そして、重要なのがこの「物語化」なのです。

文学やいわゆるナラトロジー(物語論)から入ったのではなく、情報の組織化手法の一つとして「物語化」があることに気がついたことは、神様に感謝!という気持ちでした。

実は、この「情報の組織化手法としての物語化」に気がつくまでの経緯がありまして、おいおいそんなことも書いてみようかなぁ…などと、考えております。

【参考文献】

情報選択の時代

リチャード・S. ワーマン / 日本実業出版社

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それは「情報」ではない。―無情報爆発時代を生き抜くためのコミュニケーション・デザイン

リチャード・S. ワーマン Richard Saul Wurman 金井 哲夫エムディエヌコーポレーション

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