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月刊ミュゼ Musee

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友人が連載しているよ…と、いうので取り寄せて読んでます。

 ミュージアムもっと知り、利用し、元気にするための博物館・美術館ジャーナル
 「ミュゼ Musee

ぱらぱらとページをめくると、図書館とはまた違った、知の空間がいくつも現れる。博物館の能動さに比べると、図書館は受動的だなぁ…と、感じる。図書館にはハンズオンもワークショップもない。その反面、図書館にはあらゆるジャンル(分類)の知が凝縮されている。
こうした、地域にある図書館・博物館・美術館等がなんらかの連携を持てないか…を、実は考えていたりする。先日参加した東京大学でのシンポジウムも、そうした施設毎に分散している知を構造化できないだろうか…という試みだった。新しい学問領域ができるまでは、まだいかないだろうが、そこには従来の学問とは異なる何かが潜んでいるような気がする。

そうそう、この雑誌を購入して、友人の連載を読むことができただけでなく、思わぬ収穫があった。最新号79号の表2(表紙の裏の業界用語)に、新刊案内があった。タイトルもずばり

 『こどものためのワークショップ その知財は誰のもの』 ワークショップ知財研究会

ワークショップで創作されるいろいろな知的財産は、いったい誰のものなのか。従来の著作権法を用いると、どうしても誰かが(排他的)独占をするか、共同著作物として関わった全員の合意がなければ、何人も他の目的に使えないなど…ワークショップ/コラボレーションを通じて、よりレベルの高い創作をするには、阻害要因でしかないことばかり…と、感じていたのだ。そんな研究会があり、この本が出版されることは、とっても喜ばしい。後は出版後に拝読させていただきたい。願わくば、「指定管理者制度における知財」について、法律の専門家さんにでも書き表していただけないかなぁ…と、思うのです。

ちなみに、友人の連載は、こちら。
 ハードのチカラ、ソフトのチカラ
 77号 Vol.01 どんどん変わると楽しいな。
 78号 Vol.02 つくり続けるための1歩!
 79号 Vol.3 館から外へ! 学び場づくりのために
 デジタリウムプロジェクツ! 松原雅裕/イリュージョンミル 金田裕子

ぜひ、読んでください。
読むだけじゃなくて、彼らの成果である「ストップおんだん館」は、ぜひ行って欲しい。彼らが取り組むアップデイト型ミュージアムの提案は、なかなか興味深い。生涯学習施設を建築物(構造物)だけで捕らえるのではなく、常に変化し、更新されるものである…との捉え方は、これからの知の拠点づくりに対する基本的な考え方となっていくかもしれない。

コメント

  1. lanova より:

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    ストップおんだん館のサイトのぞいてみました。ちょうど今建設中の家がこの省エネハウスでもあるんですよ。アメリカ政府としても省エネ対策の建設に関しては税控除のメリットをつけています。冷暖房はジオサーモ(地熱利用)を用いましたが、電気に関しては従来の電力を使っていますので、数年内には風車を建てて、自家発電をしようと計画しています。 Like

  2. タイゾー より:

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    著作権フリーライターのタイゾーといいます。指定管理者制度と著作権法上のコピーの関係について、雑文を書いたので、よかったら見てやってください。
    http://urheberrecht.cocolog-nifty.com/blog/2007/03/q6_5f9e.html Like

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