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情報的格差を無くすために図書館はある

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twitterである方とやり取りしている中で、こんな言葉になりました。

図書館がなぜ必要なのか。それは、ある一方(往々にして権威・権力・体制側)が持つ情報的優位性を崩し、だれでも情報的に同じ平面に立てるため存在している

この国の長〜い歴史の中で培ってきた民族性みたいなものとして、一方に権威・権力を誇示しておきたい体制があり、一方に権威・権力に過剰に依存したい体質がある。その相互依存関係が、現状の姿を生んでいるように思う。これにより権威に過剰依存側は、自分で判断しなくなり、責任を行政に押しつけ、結果として税金の無駄遣いを招いているのでは…と。

日本図書館協会の常世田理事は、「自己責任社会になるから図書館は増々重要になる」とおっしゃっていました。逆に言えば[体制依存の無責任社会]では図書館の重要度は無いのです。この相互依存を断ち切り、自ら情報を得て、考え、判断し、行動するためには、一人ひとりが[情報的平面]に立てる環境の整備が必要。そこに【図書館】が存在する大きな理由がある。
ほとんどの人が、図書館はタダで文芸作品を貸してくれる場所と思いがちだが、本当の姿はまだまだ理解されていないし、理解されようと思って来なかった空気があることを感じますね。

僕はたぶん、そのあたりと戦っている…のかも。

コメント

  1. power_of_math より:

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     同感です。
     同時に、羽仁五郎が「図書館の論理」などで主張している、国立国会図書館の理想にも繋がると思います。
     某政党のいう“日本の伝統”に反することなので、理解されにくいことではないかと思うのですが…(時期が時期なので書くかどうか迷う所ではありますが…) Like

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