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デジタルアーカイブと蛾の目

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極めて個人的なパーソナルデジタルアーカイブを、試験的にでも始めてみると、いろいろな課題が出てくることがわかりますね。このブログを通じて、できるだけ多くの方と情報を共有したいと思います。

デジタルアーカイブと蛾の目
 この二つがとっても密接な関係にあるのです。特に印刷物のデジタルアーカイブを行うときには、被写体を上から押さえてできるだけ平にする必要があります。手で押さえていてもよいのですが、なかなか均等にはなりませんし、撮影そのものに支障が生じます。そこで、被写体の上に[ガラス]を置くのですが、これがくせ者。撮影にはそれなりの明るさを必要としますので、[照明]を当てますがそれが[ガラス]に反射してしまいます。そこで、この場合に使用するガラスは、[無反射ガラス]と呼ばれるものです。ガラスの表面に特殊な加工を施し、光を乱反射させることで、この課題を解決します。
 その無反射ガラスですが、通常のガラスにシートを貼る[無反射シート]というタイプもあります。これであれば普通のガラス板にこのシートを貼るだけで、[無反射ガラス]にすることができます。
 例えば、窓に貼れば照明の写り込みを軽減することができます。
 例えば、写真や賞状の入った額に貼れば、照明が反射して光って見えない…ということも軽減されます。特に古い写真は額に入った状態のものが少なくありません。

 さて、その普通のガラスに貼るだけで無反射ガラスになるという[無反射シート]ですが、この技術に[モスアイ型]と呼ばれるものがあります。これこそ、[モス(蛾)]+[アイ(目)]なのです。
 蛾の目の表面は非常に細かい突起があり、これによって光を効率よく捉えることができるのだそうです(だから、夜の街灯に集っても眩しくないんだ…)。

 すなわち、より美しいデジタルアーカイブを作成するためには、[蛾の目]をモデルにした[無反射シート][無反射ガラス]が必要になるのです。

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